劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語

最速深夜上映を見てきました。ネタバレしかありません。あとこれ書いているのが深夜4時なので、テンションはおかしいかも











暁美ほむらという少女がいた。彼女はただ一人、書き換えられた世界の中で元の世界の記憶と、一人の少女の記憶を持っていた。だからこそ抱える悲しみがあった。
今回の物語はそんなほむほむの心を救済する話。まずいきなり5人が揃っていたりさやかちゃんが生きていたり、杏子が中学に通っていたりとあれれー? な展開。5人の変身シーンがどこのプリキュアだよ! って心の中で突っ込んだり、追い詰めたアイツを取り囲んでキャピキャピしている姿は、あれだよね。テレビ版の最初の頃を見ているようだよね(フラグ)。転校してくるメガネほむほむに、なにより驚くのがマミさんに懐いているのがあの、マミさんをマミったお菓子の魔女という。こちらとしてもあっけにとられる展開。絶対になにかこれは裏があるなと思いつつ見続けるわけですよ。そういえば新キャラの百江なぎさの正体には驚きましたねぇ。まぁあれだって元は魔法少女なんだから、おかしくはないんだよね。
そんなこちらの目線と同じ見方をしているのが劇中のほむほむ。少しずつ違和感に気がつく。これはほむほむ大活躍の予感と思っていたら、違った。ほむほむだって一人の少女。心は濁る。
そうだよなぁ。ほむほむにだって限界はあるんだよなぁ。オレ自身見ながら誰があの世界を創ったのかを考えていたところに、ほむほむ自身が答えを見つけてしまう。自分が魔女になっていたことに。ここでここまでおとなしかったQB!! やっぱり黒幕はあんたか!!
けれども彼女はそのまま外に出ないまま魔女として死ぬことを選んだけど、まどかたちはその殻を破って外の世界でほむほむを浄化して、アルティメットまどかさんがお出迎えに。ようやくほむほむは会いたかったまどかに会えて幸せそうに
そこで終わってくれればどんなに良かったことか!!
虚淵ぃぃ!! てめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
ほむほむ完全にクレイジーサイコレズじゃねぇか!!! アルティメットまどかが神なら、ソウルジェムを闇よりも深い色に染めたほむほむは悪魔。まどかと一緒にいるためにアルティメットからまどかの部分を剥ぎとって世界をもう一度書き換える暴挙。正直ね、これやってどう締めるのか、期待よりも怖かった。その恐怖は正解だった。結局遠回りをしてしまっても最後は、ほむほむはまどかを隣に置くことができなかった。魔法少女ですら無くなって、闇へと落ちていくほむほむに救いはないんですか・・・。ほんと、なんでアルティメットまどかさんのお迎えのシーンで綺麗に締めなかったんだ・・・
見ているこちらのソウルジェムはとっくに真っ黒でした。
けれどもこのままではほむほむは本当に救いがない。TV版の終わりのほうがまだ救いがあった。それが魔法少女になった代償なのかもしれない。
でも、まだ可能性があってくれるなら・・・


そういえば久しぶりにまどか母役で後藤邑子さんのお声を聞きました。声の張りからだいぶ良くなっているんだなぁと、嬉しかったです。