文学少女

“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)

発売するのは知っていたけど、年末の関係で今日発売でしたか。本編は終わりしかし文学少女シリーズは終わらない。今度は短編集。ということでいくつかの登場人物の目線での新しい話がいくつも載っているわけですが、なんだろう。やっぱ作家ってすごい。短編1つ1つがまったく別の作家が書かれたかと思わせるような変化。最初は文学少女ではありえないような熱血漢溢れる柔道部の3年生による遠子さんに惚れた話。他にも蟹工船になぞられたちょっと暴力的な話があったかと思いきや、遠子さんが中二だったころの親友の甘酸っぱい恋の話アリ、物語が終わったあとのミウの一歩先を歩こうとする話に遠子さんと麻貴先輩との出会いの話といった暖かくなる話があったかと思いきや、流人の話が異質だった。なんというか、異質だったwアダルティな話でしたね。本編終わってそれでもまた文学少女に出会えたのはよかったけど、やっぱり短編じゃちょっと物足りない!やはり長編文庫一冊でじっくり鑑賞したいですかね。で、ななせは短編2までお預けですか。
次回は外伝。心葉が3年になった話とのことで楽しみです。