第9地区

けっこう評判がいいので見てきたら、評判通りにとんでもない上出来な作品に出会いました
よくあるエイリアンと人類の話。しかし話の流れが今までのそれと一線を画したものでした。話の前半はドキュメンタリー風に進み、約30年前に地球に来て難民とされた宇宙人、海老に似ていることからエビと呼ばれる彼らが今までいろんな問題を巻き起こした結果、現地に住む人たちからの反発もあり別の地区へと移送されることになり、その担当に選ばれた主人公。ドキュメンタリーでは彼の関係者にもインタビューがされていて、そのなかで彼がなにかをしたということが描かれているわけですよ。一体彼がこの先なにをしでかすのか、見る側にとってここで考える楽しみが生まれるわけで。話も進んで主人公がとある事をしでかし、その辺りからドキュメンタリー風ではなくなりしかしアクションシーンが増え始め、飽きてくるとは無縁な展開に。
先が先がと気になる展開ながら主人公と彼と交流を深めたエイリアン親子にとって良いエンドであって欲しいと思うようになり、最後の闘い。欲を言えば明確なハッピーエンドであって欲しかった
ネタバレ無しに描くとこんな感想。多少グロ要素があるのでそっちがキツい人には難しいかもしれないですが、充分にオススメ出来る内容でした。