劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

地元で公開したのが今月初め。明日まで上映のこのタイミングでようやく見に行けました。
感想を一言で言えば、予想以上におもしろかったです。
異星人との遭遇という、今までのガンダムにはなかった要素を入れつつ、揺るがないのは1期からある戦争根絶。この場合は共生ですかね。それがぶれずにラストまで迎えられたのがよかったです。各キャラの見せ場も山ほどアリ、ガンダムだけじゃなくMSの見せ場もあり、ラストの開花には呆気にとられましたがwそれ以上にエピローグの刹那ですかねぇ。なんだかもう『せっさん』と呼ぶのも失礼な気がしますよww
ただ、見終わって数時間たった今、あの終わり方が各キャラクターにとって最上なものなんかどうかが、こう胸に引っかかったりも。一番の終わり方はもっと早い対話だったんでしょうねぇ。まぁこの胸のしこりの最大の要因はグラ公の死なんですけどね。気に入っていたキャラだけに、かっこいい死に方とはいえ哀しい。アンドレイといいグラ公といい、お前ら散り際までなんでかっこいいんだよ。散り際といえば、ちょっと残念だったのがデカルト・シャーマンさん。中の人本業の人じゃないのにえらく美声だった件。この人絶対後々裏切るかなんかして刹那と敵対するかと思ったのに、あれで終わりとはずいぶんとあっけなかった。MA含めて良キャラだっただけにもったいない。フェルトもあれだけ刹那に想いを飛ばしていたのに、あの闘いで刹那数十年間消えて、戻ってきたのはマリナ・イスマイールの前とかなんとも哀しいなぁ。まぁ50年後にようやく対話が終わって刹那が戻ってきて、一番辛いのは刹那自身かもなぁ。多分ティエリアは50年後でもあのままなんだろうけど、かつての仲間たちはみな年を重ねているわけで。刹那自身ELSと共生して成長が遅くなったようで、これから仲間たちの死をもう一度体験していくわけですか・・・。
ガンダム約20年ぶりの完全新作劇場版。これもガンダムです。「ガンダムでやるな」「マクロスでやれ」その意見は充分にわかるけど、これもガンダムです。そしてOOの遥か未来にも他の世紀と同様に∀の未来が待っています。